花シリーズ 散歩道から
CAMELLIA つばき
椿は古来より日本の観賞花木として世界的にも有名です。開花期が寒い時期なので虫が少なく、メジロ、ウグイス、ヒヨドリなどが蜜を吸いに来る鳥媒花です。
住いの周辺にも、難しい管理を必要としないので、生垣、庭木、鉢植えなど多く観ることが出来ます。
椿が観賞され始めたのも古く、万葉集にも「あしびきの 八峰の椿つらつらに 見とも飽かめや 植ゑつける君」
大伴家持 にも詠われています。
赤白のキクサラサ、エゾニシキ、モンジュス、花弁の多いラセンゾメ、ホトトギス、ヤエツバキ、花弁が6〜7枚のヤブツバキ、ピンクのオトメツバキなど、品種も現在は3000種を越しその人気は薔薇に匹敵すると伝えられています。