和歌山県和歌の浦 片男波

平安の宮廷歌人 山部赤人の名歌 万葉を歩む

 
平成22年8月に「和歌の浦」が国の名所に指定された。
若のうらに 潮満ち来れば 潟を無み 芦邊をさして たず啼きわたる」 
 宮廷歌人山部赤人が聖武天皇と同行し和歌の浦に行幸された際、その景観を詠んだ名歌です。聖武天皇はこの景観をたたえ、この地が荒れ果てる事の無いように守戸を置かれた。 
和歌の浦にある、玉島津神社の裏山「奠具山」の頂から、片男波の砂洲に抱かれた広大な海洋を望み、その美しさに吐息をつかざるを得なかった。
 
 「玉津島 見れども飽かず いかにして 包みもちゆかむ 見ぬ人のために

 
  

Back