紅葉の森に囲まれ 
賀皇山 永明寺 (ようめいじ)
永明寺は、応永7年(1420年)に津和野藩の城主吉見頼弘が創建された山口県最古の別格大禅院です。
大本山永平寺開祖道元禅師の法孫月因性初禅師を拝請して開山とされています。爾来吉見氏12代坂崎出羽守1代、亀井氏12代、歴代城主の菩提寺として法灯連綿600年の歳月を経ています。
徳川時代に於る曹洞宗2代叢林の一つ関西唯一の仏法道場として全国にその名声を謳われていました。さらに石州一円に渡り70数ヶ所の末寺を擁して石州本山とも呼ばれていました。
山門をくぐると広い境内のなかに城可部に囲まれて、悠然と建つ本堂、屋根は単層茅葺は、時代を物語るにふさわし、由緒ある名刹を感じる。