神々の国出雲、八雲山を背にした神域は、荘厳な森に囲まれ、千古の歴史の中に威容を誇る格式高い神殿が厳かに建っている。
縁結びの神、福の神として名高い「出雲大社」の主祭神は、大国主大神であることは、神話の中でもあまりにも有名である。
大神は、大八州の安らかな国づくりを考え、多くの神々の中から、勇気もあり、情けも深く、出雲の国をなづけ、勢いももっとも盛んなオオクニヌシに、高天原でアマテラスに国土の奉還をさとした。大神は、オオクニのその真心を誉め、この出雲の地に立派な御殿を建て、オオクニを祀ったと伝えられる。