井波(いなみ) 木工彫刻の町として知られる瑞泉寺の門前町
砺波平野の南端に位置する井波町は北陸地方の浄土真宗の中心の地で、井波町の歴史は古く、明徳元年(1390年)?如上人が瑞泉寺を開山すると寺運が興隆し門前町として発展整備するが、戦国時代には一向一揆の拠点であり、上杉謙信とも戦う。1581年佐々成政との兵火により瑞泉寺だけでなく門前町を全焼し一時衰退するが、前田家所領となり瑞泉寺が復興され、改めて門前町も整備される。現在でも多くの参拝者を集める瑞泉寺の門前町として活気ある町並みです。
山門に向かう参道は、穏やかの坂道となっており、石畳の古い通りの並ぶ家屋はいずれも意匠を凝らした立派なつくりです。巧みを凝らしたうだつが並ぶ様など、いかにも北陸の古いた佇まいを感じる。
井波は、木彫の町である。その起こりは江戸時代の瑞泉寺再建に際して、京都から派遣された彫刻師に、地元の大工がその技法を学んだと言われる。町並みの家屋の造りにも、井波彫刻の技を見ることができる。工房の巧みの技と、欄間の飾り彫刻を見るのもまた楽しい。
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