石州石見銀山の銀街道の宿場町として栄えた町
上下は山陽と山陰を結ぶ宿場町です。石見銀山から産出された銀を瀬戸内海に向かう重要な中継地で栄えた宿場町であることから、中央の文化を早くから吸収し、天領の町として代官所が置かれた。
上下と呼ぶ町名も珍しく面白い。いわれは日本海側に流れる江の川系と瀬戸内海に流れる芦田川系の分水領に位置することからと言われる。まさに峠の町です。
街道に沿って、昔ながらの町並みが、大事に保存されている。町並みを歩いていて特に目を引くのが、旧角倉家の蔵を改造して建てられたキリスト教会の展望塔です。町並みの外れにある大正時代に建てられた芝居小屋「翁座」との組み合わせも、周囲のなまこ壁のたてもののが立ち並ぶ景観も、当時の繁栄を忍ばすに十分で「白壁の町」としての存在を感じる町です。、