兵庫県 丹波篠山街道

 かっての町割が面影をとどめる篠山盆地の城下町

  400年の歴史を持つ篠山城の城下町、城を中心にしてその周辺に武家屋敷、さらに外側に商人町が配置された町割が今でも残っている。
 かっては商業の中心地として栄えた河原町、妻入り商家群の町並みは、妻面を通り向けた独特の造に商家の町並みが続く景観は、同じ山陰街道沿いの亀岡や、園部の町並みに共通するが、これほどまでに見事な町並みが残っているのはこの町だけであろう。役所の建物、地方裁判所の立派さから伺っても、兵庫北部の地方行政の要であった町としてのその存在感を今でも残している。
 篠山に残るもう一つの町並み、城の西側に位置する卿徒町の武家屋敷町、商家と武家屋敷の両方が残っているのも、いかにも城下町らしくて良い。

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