湧き水が町のいたる所を流れる雲仙山麓の城下町

　島原は江戸時代の初めに島原城が築城されたことから城下町として栄えた町である。しかし藩主の松倉家はキリシタン弾圧や、年貢の厳しい取立てなどの悪政を続け、有名な島原の乱を招くことになった。この乱によりこの町は一時的に、壊滅的な打撃を受けた。
６０箇所の湧き水群がある湧き水の町として知られ、通りに水路が流れる武家屋敷町の風景は、非常に特徴的である。また新町通りの水路には１５００匹の錦鯉が放流され「鯉の泳ぐ町」と呼ばれている。湧き水の一つ濱の川湧き水、。これらの湧き水群は１８世紀の終わりに起きた「島原大変」と呼ばれ、普賢岳の大噴火をきっかけに湧き出したと言われる。
この大噴火出は、１，５万人の使者が出て、島原の町も大きな打撃を受けた。今では平穏な町である。